☆ちびモンスター育児録☆

このブログでは、初めての妊娠から出産までの日々。無痛分娩等について書いていきます♪

ちょっと違うお話 出産〜長女編〜

2回目の出産経過を書いている途中ですが、ここでほぼ3年前の長女出産時のお話をしたいと思います。

 

長女も永井マザーズホスピタルでの出産でした🤗

 

妊娠経過は、母体はマイナートラブルに見舞われつつも赤ちゃんは至って順調✨

このまま順調に自分は母親になるんだ😚と呑気に思っていました(๑・̑◡・̑๑)

 

ちなみに前回も計画無痛分娩でした。

ラミナリア、麻酔、などなど大きなトラブルもなく、このまま順調に分娩室へ行けるかと思いきや、、、

助産師さんの一言に「ん?」となりました。

 

「んー。赤ちゃんの向きが悪いな」

 

、、ん?向きが悪いって何??

向きが悪いの意味が分からず聞くと、

「赤ちゃんはね、お母さんのお尻の方を向いてるのが理想なんだけど、今赤ちゃんお腹の方向いてるの。そしてもう生まれそう」

とのこと。

方向音痴じゃん!

しかし説明を受けても、なぜ赤ちゃんがお腹を向いていると向きが【悪い】になるのか分からないか私。

この時はまだ大変なお産になるなんて分からずにいました。

 

そして分娩室へ。

しばらく放置され、陣痛が強くなって耐えられなくなり、麻酔の追加をお願いしたところで内診。

「よし!お産だ!」

となりました。

しかし、なんだか看護師さん、助産師さんがソワソワしていたのを覚えています。

 

分娩台の足用の台に足を乗せ、頭だけ起き上がらせて、いよいよいきむ時です!

 

※永井マザーズホスピタルでは、いきむ時に余計な力を使わせないため(と言われました)。

・声を出さない

・目を閉じない

と2つのことを言われます。

声は出すと確かにそっちに力がいきそうだし、出さずにいきんだほうが良いというのはわかるのですが、2つ目の【目を閉じない】がなかなか難しかったです💦

 

何度かいきんだ時、NSTから嫌な音が聞こえました。

赤ちゃんの心拍が下がっているアラーム音です。

 

「赤ちゃんが苦しいみたい。お母さん深呼吸して赤ちゃんに酸素を送ってあげてね」

と言われましたが、こちらも頭の血管が切れそうなほど何度もいきんでいるので息もあがっていて呼吸も深く出来ず。

赤ちゃんが苦しいのに深呼吸すらしてあげられない、、と必死に息を吸おうとしましたがどうしても呼吸が浅くなる。

心拍アラームはずっと鳴っている。。。

 

そこで足元にいらした助産師さんが

「このままだと危ないから先生呼んできます」

とぱたぱた走っていきました。

 

「危ないって何が?赤ちゃん?え?」

と頭の中でテンパっているとA先生がいらっしゃいました。

そして息も上がって、意識も半分くらい、頭の中はパニックの私にも分かるくらい穏やかに、ゆっくりと今の状況を説明してくださいました。

 

A先生

「〇〇さーん(私)。分かるかな?医師のAです。お産って本当は医師はいらないんだけど、今ね、赤ちゃんちょっと苦しいみたい。だからちょっと大きいカップを赤ちゃんの頭につけて吸引します。赤ちゃんを引っ張って出てきやすくしてあげる感じね。

それでも生まれなければ、帝王切開になります。

どちらにしろ大変なお産になるから、頑張ろうね」

と。

あの穏やかさにどれだけ救われたことか。

その当時、もし2人目を生むなら絶対A先生がいいと思ったほどです。

 

安心していい状況ではなかったけれど、A先生の登場に安心した私はそれからの記憶がうっすらとしかないのですが_:(´ཀ`」 ∠):

 

一瞬足元に大きな漏斗のようなものが見えたかと思うと、掃除機のような音がして、お腹に助産師さんが乗って全力でお腹を押してくださって、、、

その間もアラームは鳴り続けてて、、。

言われるがままいきんだり深呼吸をしたり、とにかく必死に死に物狂いでやっていたら突然助産師さんが

 

「はい!!目開けて!赤ちゃんでるよ!!」

と頭を持ち上げてくださいました。

すると自分の足の間から小さな小さな赤ちゃんが🥺

先ほど記憶はうっすらといいましたが、足の間から見えたあの光景は一生忘れないと思います。

 

嬉しいと感じる余裕もなく

「あぁ、やっと終わった。生まれた。良かった!!」

以外の感情がなにも浮かんでこなかったけれど、涙だけはボロボロ溢れました。

すぐに産声はあげてくれなかったけれど、いろいろ処置をしてくださったおかげで産声を聞くこともできました👂

 

そして産声をあげると、赤ちゃんを胸元に寝かせてくださいました。

 

赤ちゃんは思ったよりもすごくすごく小さくて、腕なんてポキッと折れてしまいそうで、吸引で長くなった頭がなんだか痛々しくて、こんなに小さな身体で一生懸命頑張ってくれたんだと思うと、涙が止まりませんでした。

 

そこからは産後の処置をし、2時間ほど分娩室で様子を見ます。

お股の縫合などが全て終わったところで、やっと夫と会えます。

助産師さんに呼ばれて夫が分娩室へやってきました。

 

あの時、ドアが開いて夫が見えた瞬間、どれだけ安心したか、私は一生忘れません。

溢れる涙の量に、陣痛室で1人だった時からどれだけ自分が不安だったのか、怖かったのか、どれだけ必死に耐えてきたのかが分かりました。

いつもなら、【もっと出来たはず】と自分を認めてあげるのが苦手な私ですか、私、頑張ったんだって素直に認めてあげることができました。

 

ちなみに夫が分娩室に現れた時の私の最初の一言は

「ぴっちゃん(長女の胎児ネームです)、方向音痴」で、それを言って泣き始めたそうです笑

 

夫は「なにを言っているんだ?」と思ったと後で教えてくれました(๑・̑◡・̑๑)笑

 

そのあとは分娩室で記念撮影や夫と名前を話し合ったりしてゆったり過ごしました。

 

f:id:sumausagi:20200610183515j:image

 

こうして長女の出産が終わり、出産は最後まで本当になにが起こるか分からないと思ったと同時に、【2人目は方向音痴じゃないといいな】と心の底から思いました笑